2 「これによって、わたしは答えようとの思いを起し、これがために心中しきりに騒ぎ立つ。
3 わたしはわたしをはずかしめる非難を聞く、しかし、わたしの悟りの霊がわたしに答えさせる。
4 あなたはこの事を知らないのか、昔から地の上に人の置かれてよりこのかた、
5 悪しき人の勝ち誇はしばらくであって、神を信じない者の楽しみはただつかのまであることを。
7 彼はおのれの糞のように、とこしえに滅び、彼を見た者は言うであろう、『彼はどこにおるか』と。
8 彼は夢のように飛び去って、再び見ることはない。彼は夜の幻のように追い払われるであろう。
9 彼を見た目はかさねて彼を見ることがなく、彼のいた所も再び彼を見ることがなかろう。
10 その子らは貧しい者に恵みを求め、その手は彼の貨財を償うであろう。
11 その骨には若い力が満ちている、しかしそれは彼と共にちりに伏すであろう。
15 彼は貨財をのんでも、またそれを吐き出す、神がそれを彼の腹から押し出されるからだ。
18 彼はほねおって獲たものを返して、それを食うことができない。その商いによって得た利益をもって楽しむことができない。
19 彼が貧しい者をしえたげ、これを捨てたからだ。彼は家を奪い取っても、それを建てることができない。
20 彼の欲張りは足ることを知らぬゆえ、その楽しむ何物をも救うことができないであろう。
21 彼が残して食べなかった物とては一つもない。それゆえ、その繁栄はながく続かないであろう。
22 その力の満ちている時、彼は窮境に陥り、悩みの手がことごとく彼の上に臨むであろう。
23 彼がその腹を満たそうとすれば、神はその激しい怒りを送って、それを彼の上に降り注ぎ、彼の食物とされる。
24 彼は鉄の武器を免れても、青銅の矢は彼を射通すであろう。
25 彼がこれをその身から引き抜けば、きらめく矢じりがその肝から出てきて、恐れが彼の上に臨む。
26 もろもろの暗黒が彼の宝物のためにたくわえられ、人が吹き起したものでない火が彼を焼きつくし、その天幕に残っている者を滅ぼすであろう。